厚生労働省 ノロウイルス 吐物処理方法まとめ
まずはノロウイルスとは何か簡単に説明します
≫11月~3月の冬の間に流行しやすい病気の一つが、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒です。ノロウイルスは手指や食品などを介して感染し、おう吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。
ノロウイルスは患者の嘔吐物やふん便に大量のウイルスが排出します。嘔吐物や下痢などの排泄物の処理は気が重たい作業ですよね・・。ふき取るだけなど、誤った処理だと自分自身がノロウイルスに感染したり、ウイルスを周囲にまき散らしたりと大変なことになってしまいます。家庭内感染や集団感染を引き起こしてしまうことがあるので、正しく処理したいですね。
そこでこの記事では、
・処理をするときに必要な物品
・嘔吐物や排泄物の処理方法
・リネン類が汚染したときの対応
この3点を以下からご紹介したいと思います。
【処理をするときに必要な物品】
床などに飛び散った嘔吐物や下痢などの排泄物を処理するときに必要な物品は、
厚生労働省によると
・手袋
・使い捨てのガウン(エプロン)
・マスク
・ペーパータオル
・ビニール袋
・次亜塩素酸ナトリウム
→家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。
とされています。
必要に応じてゴーグルやシューズカバー、専用のバケツなどを準備してもいいと思います。
市販の凝固剤等もあるので、準備しておくのもいいでしょう。
おむつやペット用シートは吸水性がいいので、ペーパータオルの代わりに使うとすばやく処理できます。
どれも100円ショップやドラックストアで手軽に準備できるものばかりなので、もしものために事前に準備するといいかもしれませんね。特に抵抗力が弱い小さなお子さんや高齢者がいるところは事前に物品を準備して、まとめてセットしておくと安心ですね。
【嘔吐物や排泄物の処理・消毒方法】
厚生労働省によると
① 処理する人はマスク、ガウン、手袋を着用する。
② ペーパータオルを用いて、嘔吐物や排泄物を静かに拭き取る
③ 取り除いた床やその周囲を次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように床を拭きとり、その後水拭きをします。
④ 拭き取りに使用したペーパータオル等はビニール袋に密閉して破棄します。この際、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)
とされています。
CHLOsh (クロッシュ) 除菌 消臭スプレー [ 次亜塩素酸ナトリウム ] ラージサイズ (500ml) 200ppm / 部屋用 キッチン トイレ 衣類用 除菌スプレー
次亜塩素ナトリウムは濃度を守って、使用上の注意をしっかりと確認して使用してください。ノロウイルスは乾燥すると空中に漂いやすく、それが口に入って感染することがあるので、嘔吐物や下痢などの排泄物が乾燥しないうちにすばやく処理をしましょう。
処理した後は、ウイルスが屋外に出て行くよう空気の流れに気をつけながら喚気を十分に行うことも重要です。
【リネン類が汚染したときは・・・消毒を】
もし、お布団などのリネン類が汚染したときは、処理する人は必ずマスク、ガウン、手袋を着用してください。ウイルスが飛び散らないように嘔吐物や排泄物の処理した後、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。
85℃で1分間以上になるように熱水洗濯をします。熱水洗濯が行える洗濯機がない場合は次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が効果的です。その際も十分にすすいで、高温の乾燥機などを利用すると殺菌効果は高まります。
もし、すぐに洗濯できない場合は、スチームアイロンや布団乾燥機を使い、高い温度でしっかりと乾燥させるといいです。また、下洗い場所もウイルスの宝庫となっているので次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で消毒後に洗剤で掃除して、ウイルスの拡散を防ぎましょう。
CHLOsh (クロッシュ) 除菌 消臭スプレー [ 次亜塩素酸ナトリウム ] ラージサイズ (500ml) 200ppm /
ノロウイルスに効果がある治療薬は現在なく、対症療法が行われます。正しく処理を行って感染の被害を最小限に食い止めたいですね。
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