左股関節の痛みとその原因と対処法をまとめてます。
左股関節が痛む原因とは??
股関節の痛みと言っても両方痛い、右側だけが痛い、左側だけが痛むなど色々な場合があります。
いろいろ調べてみると左側だけ痛むというのは女性に多く症状が現れることが多いですね。
ここでは左股関節が痛む主な原因2つについて紹介したいと思います。
1外反母趾からの痛み
体の左右にはそれぞれ特有の働きがあります。左半身は歩くときにおこる体のねじれを吸収したり、無害なものに変えてスムーズに歩けるようにする役割があります。
また、女性の方が出産に備えて男性より筋肉や骨盤が緩みやすい傾向にあります。そのため、左足先に負担がかかり外反母趾になりやすいのです。
外反母趾とは、親指の先が大きく内側に曲がり骨が変形した状態です。
歩くと非常に痛いので、痛む方をかばってしまいます。このように外反母趾があると正しく歩けないため、体がねじれた状態で歩行しています。そのため重心が偏り股関節に負担がかかって、左側に痛みが出ます。
2生理前におこる痛み
生理前にも左の股関節が痛む場合があります。
その時はPMS(月経前症候群)と骨盤内うっ血症候群の二つが考えられます。
2-1PMSによる生理前の痛みはホルモンの影響で起こります。
出産を重ねるごとに症状が軽減していくのが特徴です。
2-2一方骨盤内うっ血症候群は骨盤内に血液が滞っているのが原因です。
左側が痛むのは骨盤内の左側に多く血管がとおっているからです。35歳以上の女性に多く、出産を経ても軽快することはありません。
左股関節の痛みの対処法
1外反母趾からくる痛みへの対処法
まずは外反母趾を予防し、必要なら治療しましょう。ドラッグストアでも外反母趾予防のグッズを販売しているのをよく見かけます。そして歩き方を見直し、体が左側に傾いた歩き方になっていないか注意しましょう。
痛みがひどい場合や続く場合は医療機関を受診してください。
普段患者さんにもすすめている外反母趾サポーターをまとめているのでぜひご参考までに↓↓
2股関節のストレッチでの対処方法
次に股関節の可動域を広げたり柔軟性をアップすることで、痛みの予防や改善につながるストレッチを四つ紹介します。
・ストレッチ1
あぐらをかいて座り、両方の足の裏を合わせます。②上半身を痛みが出ない範囲でゆっくり前に倒します。③前屈の姿勢で一分間程度深呼吸をします。④体をゆっくり起こします。
・ストレッチ2
仰向けに寝て両膝を立てます。②息を吐きながら両膝をゆっくり左に倒します。③元に戻し、反対側へ同様に倒します。
・ストレッチ3
うつぶせに寝て、両膝を90度に曲げます。②息を吐きながら左側にまげて倒していきます。③元に戻し、反対側へ同様に倒します。このとき骨盤や腰が浮かないようにおなかに少し力をいれて行います。浮いてしまうと股関節でないところも動いてしまい効果がでなくなります!
・ストレッチ4
体育座りをします。②両足の踵と膝をつけたままゆっくり左に倒します。③元に戻し、反対側へ同様に倒します。
≫痛みの原因となるもの痺れがでてしまうものに対して股関節体操もまとめてみました↓↓
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3生理前の痛みへの対処法
・PMSの対処法としては次のようなことがあげられます。
まずはストレスをためないことです。ストレスは体の緊張を呼び、血液の流れを悪くします。
また腹部を冷やさず十分に温めることが必要です。服装や環境には十分注意したいものです。カイロや腹巻などであたためたり、入浴も浴槽にしっかりつかり腰回りを温めましょう。足湯も効果があります。
その他にヨガやストレッチもおすすめです。
・骨盤内うっ血症候群ではPMSとの違いをはっきりさせるため、一度婦人科を受診しましょう。必要なら治療が開始されます。その他自分でできる対処法として、股関節に負荷をかけすぎない有酸素運動としてウォーキングや水泳がお勧めです。
まとめ
女性は妊娠、出産をおこなうために男性とは体のつくりが違います。自分の体の特徴を知り、痛みのない快適な毎日を過ごしたいですね。
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