毎年流行するインフルエンザは、発症する前日から発症後3~7日間は鼻やのどからインフルエンザウイルスを排出するといわれています。
インフルエンザにかかったら感染予防や流行予防のために、数日間の外出を控えないといけません。
幼稚園や学校では出席停止や職場の出勤停止が行われます。自分自身やお子さんがインフルエンザにかかると体がつらいだけじゃなく、予定や仕事の調節も必要となり困ってしまいますよね。
インフルエンザの対策としてこの記事では 厚生労働省が推奨している
・手洗いと手指消毒の重要性
・予防接種の重要性
・咳エチケット
この3点についてご紹介したいと思います。
【 手洗いと手指消毒をしましょう】
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染している人が咳やくしゃみをして、インフルエンザウイルスを含むつばや鼻水を周りに飛び散らすことが、インフルエンザを広げる一番の原因といわれています。
また、咳やくしゃみで口を抑えた手には、つばや鼻水などインフルエンザウイルスを大量に含む分泌物が付きます。
この手をすぐに石鹸で洗い流せるといいですが、電車の中などの移動や授業・会議中だった場合など、すぐに洗い流せない時があります。 ウイルスがついた手で電車やバスのつり革やドアノブなど、ほかの人も触るものや場所を触ってしまうと、そこにウイルスが付きます。ウイルスがついた手で物を食べたり、鼻や口に触ると感染してしまう場合があります。
そのために、こまめな手洗いが重要です。しっかり泡立てた石鹸やハンドソープを使って、手のひらから手の甲、指の間やつめの間、手首までしっかりと洗います。洗った後はきれいなタオルで丁寧に拭きます。
利き手は洗い残しが多いといわれているので気を付けてください。また、アルコールを含んだ消毒液で手を消毒することも効果的と言われています。
【予防接種をしましょう】
インフルエンザワクチンの予防接種は、インフルエンザにかかる可能性を下げます。もしインフルエンザにかかっても重い症状になるのを防ぐ効果もあります。
特に高齢者や糖尿病などの基礎疾患がある人はインフルエンザにかかると重症化する可能性が高いので予防接種をすることをすすめています。
ですが、予防接種の効果が続く期間は5か月ほどといわれています。日本では毎年12月~3月頃に流行します。ピークは1月~2月です。4・5月頃まで流行することもあります。
流行するウイルスの型が毎年変わるので、インフルエンザが流行する前に定期的に接種することすすめています。
予防接種の接種回数は13歳以上の人は原則1回接種です。ただし医師が2回接種を必要と判断することもあるので、医者と相談して接種回数を決めます。
13歳未満の人は、2回接種を行います。1回接種後よりも2回接種後の方がより多い抗体が付くからです。 予防接種のスケジュールを立てて計画的に予防接種を受けることをおすすめします。
【 咳エチケットを守りましょう】
咳エチケットとは、咳・くしゃみをするときに、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って鼻や口をおさえることです。
もし、咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。特に人が集まる電車や学校、職場などではマスクをすることが大事です。 マスクを付けることは周りにウイルスをまき散らさない効果があるだけでなく、周りの人を嫌な気持ちにさせないためのマナーの一つでもあります。
マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで鼻や口を押さえて、他の人から顔をそむけて1m以上離れてください。
鼻水や痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。手のひらで咳やくしゃみをおさえた時はすぐに石鹸で手を洗いましょう。
インフルエンザの対策は、難しいことはなく日常生活の中で手軽にすることができます。 自分自身や家族・友人などの大切な人のためにも、日々の生活の中でインフルエンザの対策を行っていきましょう。
インフルエンザの流行に備え、「インフルエンザ総合対策」をまとめ、国や地方自治体がインフルエンザ対策に国民の方にインフルエンザに関する情報が役立つように、適切な対応を呼びかけをしています。季節によって変化するインフルエンザのウイルスには、4つの種類がある事が分かりました。
流行しやすいウイルスの型によって多少ちがいますが毎年インフルエンザに注意する必要があります。
厚生労働省は国民の方には、以下を参考にして、家庭や職場などにおいて、自分に出来るに対応をお願いしています。
・感染予防について
厚生労働省は、他の人への感染を防ぐため、「咳エチケット」をキーワードとした活動を行い、マスクの着用や人混みで咳をする時の注意の仕方について呼びかけることを行っています。
•風邪の方は他の人にうつさないためにマスクを着用して、マスクを忘れた場合は、他の人から顔をそむけて1m以上離れて下さい。
•風邪でティッシュを使った後はすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗います。
•咳をしている人にマスクの着用を心掛けて下さい。
※マスクは、薬局やコンビニエンスストアで市販されているマスクの使用が販売されています。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用して下さい。
※咳エチケットを日頃から心掛けて、周りにウイルスをこぼさない効果があるだけでなく、周囲の人に移さない為のマナーにもなります。
・予防接種の予防の効果
インフルエンザワクチンには、症状が出るある程度止める効果や、重い病気を予防する効果があります。
ワクチンの注意文には「13歳以上の人は1回または2回注射」と決められていますが、健康な成人の方や病気を持っている方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と程度の抗体価の程度を手に入れるとの報告があります。
しかし、医学的な理由で、医師が2回接種を必要と判断した場合は、期限・期間が一定にきめてある予防接種は1回としています。
予防接種の対象となる方は以下の人です。
1. 65歳以上の方
2. 60~64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害がある方、ヒト免疫不全ウイルスによる体内に病原菌や毒素その他の異物が入っても、それに抵抗して打ちかつ機能に障害があり、日常生活がほとんど出来ない方は、期限・期間が一定にきめてある予防接種として、1回のインフルエンザワクチン接種を受けることが出来るのです。
・流行状況
厚生労働省は、「冬のインフルエンザ総合対策」ページにインフルエンザ発生状況(発生動向情報、インフルエンザ疾患発生報告情報など)前の状態を改めています。
・高齢者の入所施設の方の感染予防対策
高齢者等のインフルエンザにかかった場合・入所・入居している高齢者の入所施設においては、施設内にウイルスが入らないようにすることが重要です。
厚生労働省は日本医師会感染症危機管理対策室と、インフルエンザウイルスの高齢者の入所施設等へ入る事をやめさせ、人と人との接触をできる限りおさえ必要を目的とした標準的な「インフルエンザ施設内感染予防の手引き」を各施設に渡してしています。
インフルエンザに対する入所・入居している高齢者の入所施設においてインフルエンザの流行った場合には、都道府県は、当該施設等の協力を得て調査を実施し、感染拡大の道筋の原因の特定などを行っています。
今後の施設内感染の問題が起きないように対策するという事が重要であり、厚生労働省は、都道府県から調査の実施に当たって協力のお願いがあった場合には、積極的に対応します。
・まとめ
厚生労働省は、インフルエンザを始めとした感染症の一般的予防方法、人に役立つ、ワクチンの接種に伴う、免疫の付与以外の反応に関する国民の方の疑問を対応するため、「感染症・予防接種相談窓口」を用意しています。
・具体的な対応は感染症・予防接種相談窓口
電話番号:03-5276-9337(午前9時~午後5時 ※土日祝日、年末年始を除く)
※行政に関する御意見・質問は受け付けておりません。
※相談窓口は、厚生労働省が仕事している外部の民間会社により組織・機構などを働かせています。
この記事へのコメントはありません。