厚生労働省 うつ病 対策、認知行動療法とは
心の病気であるうつ病は、外科のように手術して悪い部分を取り除くことはできません。こころにアプローチするには、どんなことをしたらいいか気になりますよね。
そこでこの記事では、
・認知行動療法とは
・認知行動療法のやり方
・認知行動療法を受けるには
この3点をご紹介したいと思います。
【認知行動療法ってどんな治療?】
「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいます。認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法のことです。
認知には、何か出来事があった時に瞬間的にうかぶ考えやイメージがあり「自動思考」といわれる心のくせがあります。
例えば・・・
一人で夜道に迷っています。まわりには誰もいません。疲れが全身に広がります。 このようなとき、どのような考えが浮かびますか?
・「あの時も同じ失敗だった」「だめな私」「もっときちんと準備していたらこんなことにならなかったのに」と考えると憂うつなる。
・「道を教えてくれた人がウソを言ったのだろう」と疑い出すと怒りがわく。
・「茂みから熊でも飛び出してきたらどうしよう」などと考えると恐怖や不安になる。
・「ずいぶん歩いたのだから、もう少しで着けるのではないか」と考えると気持ちが軽い。
・遠くに灯りのついた家が目に入って「道が聞ける」と考えると希望がわく。
同じ体験でも、それをどのようにとらえて考えるかで、そのときに感じる気分はずいぶん違ってきます。そして、体の反応や行動も違ってきます。
認知行動療法は、自分自身の感情や気分に影響を及ぼしている物の見方や考え方の「自動思考」を客観的にとらえて、柔軟なバランスのとれた考え方にかえていくことでストレスに対して強い心を育てます。そして、あなたを悩ませている困った問題についても一緒に考えて問題に取り組みます。
【認知行動療法のやり方】
厚生労働省によると、30分間の面接を16~20回程度行います。
1あなたのストレスに気付いて、問題を整理します。
(例)心理・精神症状の問題 ・対人関係の問題 ・職業上・学業上の問題 ・健康の問題 ・経済的な問題 ・余暇・娯楽の問題 ・その他
2その問題がどのような状況で起き、その結果どのような感情を引きおこしているのか調べます。
3あなたの考え方(自動思考)があなたの感情や行動にどのように影響しているのか調べます。
4あなたの自動思考の特徴的なくせに気付きます。
5自動思考の内容と現実とのズレに注目して、自由な視点で現実にそった柔らかいものの見方に変える練習をします。
6考え方が変わってきたら問題を解決する方法や人間関係を改善する方法も練習してみます。
*面接のあいだには毎回、実生活の中で行う宿題が出されます。これは治療と治療をつなぎ、外来と日常生活を結ぶもので、面接で話し合った事を振り返ったり、行動してみたりする目的があります。
紙に書き出して、治療者と一緒に振り返ることで自分自身の認知へのアプローチが行われ、気持ちのあり方や行動のパターンを変えていきます。
事実や相手は変えられませんが、自分自身の受け取り方次第でストレスを軽減できるので、自分の心のくせを知り、対策したいですね。
【認知行動療法を受けるには】
認知行動療法は、中等症や重症の患者に行うと改善しやすく、再発もしにくいといわれています。また、抗うつ薬を使った薬物療法と併せて行うと治療効果が高いともいわれています。
ですが、残念ながら行っている医療機関は限られています。認知行動療法を受けたい場合は、主治医や地域の精神保健福祉センターなどの相談窓口などに相談し、医療機関を紹介してもらうといいですね。
薬物療法と合わせて心の方もアプローチして、しっかり治療をおこないたいですね。
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