五十肩の治し方 漢方薬の使用 五十肩に漢方薬が有効なわけと漢方薬の種類について
➀五十肩で辛い痛みや肩の動きにくさを感じている方はいませんか。
五十肩は激しい痛みが続く急性期と鈍い痛みの慢性期に分けることができます。半年から長くても一年半ほどで自然に治りますが、適切な治療をしないと肩の関節が動かしにくいままとなります。
五十肩には漢方薬が効果的なことがあります。口コミやレビューからここでは五十肩症状改善に使用される市販でも売られている漢方薬などについて紹介します。
②-1五十肩 症状の改善と漢方薬
②-1-1漢方薬とは?
漢方薬とは東洋医学に基づいて処方された薬の事です。植物の葉・茎・根を使用するので生薬とも言われています。
即効性はなく効き目が穏やかで長期間使用することができます。様々な症状の改善の他、体質改善にも使用することができます。
副作用は全くないというわけではありませんが、でにくいのでその点でも安心できます。
②-1-2なぜ五十肩に漢方薬が効果があるのか?
東洋医学では気・血液・体液(水)からなる生命エネルギーが規則正しく体中を巡っている状態が健康と考えられています。そのため、気・血液・体液が不足したり過剰になったりしてバランスが悪い状態を病気と捉えます。
五十肩は血液が滞って流れが悪くなったために発症すると考えられています。血液の滞りから筋肉の緊張、血行不良、むくみ、エネルギー不足などがおこるというわけです。
そのため、血液の流れを改善するため漢方薬が効果があるのです。
漢方薬による治療は五十肩の慢性期に行われます。長期間服用することで、鈍い痛みや肩関節の動かしにくさを改善することができます。
逆に即効性は期待できないので急性期の激しい痛みにはあまり効果がありません。
医師に処方してもらうこともできますが、漢方薬局やドラッグストアでも手軽に購入できます。
②-2五十肩 効果のある漢方薬
②-2-1どんな漢方薬が使用されるの?
五十肩の症状改善に効果のある漢方薬を三つ紹介します。
五十肩の痛みを緩和する生薬を中心とした漢方薬です。鎮痛・消炎・利尿作用があり、血液や体液の流れやめぐりを良くしてくれます。肩の痛みやしびれの他、冷えやむくみなどの改善にも効果があります。また、胃腸の働きを良くするので胃腸があまり丈夫でない人に向いています。
・独活寄生湯(どっかつきせいとう)
エネルギー不足や栄養不足の人に効果のある漢方薬です。このような人は首から肩にかけてがんこな痛みやしびれをおこしていることが多いです。この薬は腰痛にも効果があります。
・三痺湯(さんぴとう)
肩から肘までに痛みがあり腕が上がらないという時には、血液の流れが滞っている場合があります。三痺湯には血液を増やして温める効果がありますので、このような場合の血液の滞りを改善するのに効果があります。
これ以外にも風邪でよく使用される葛根湯も効果があるといわれています。
②-3五十肩 ドラッグストアで購入できる漢方薬は?
②-3-1五十肩に効果のあるドラッグストアで購入できる漢方薬は?
最近ではドラッグストアでも五十肩に効果のある漢方薬が販売されています。症状の改善に効果のある漢方薬を二つ紹介します。
独活葛根湯という天然生薬100%の漢方薬です。
五十肩の痛みを緩和し肩や腕の動きを回復させる顆粒の飲み薬です。肩の血流を促進し、体を温める作用があります。
・シジラック錠(小林製薬)
九つの生薬からなる独活葛根湯です。血流を改善し、五十肩の痛みやこわばりを改善します。炎症に働きかけるので、継続して飲むことで効果を発揮することができます。
私の知人は五十肩ではありませんが、婦人科系の体質改善のために漢方薬を飲み続けています。飲み続けると今までひどかった月経の症状が軽くなったと言っていました。あと患者さんでも足がつったあと漢方をすぐのんでつってしまったのを治している方は多いです。
このように漢方は続けることで効果を発揮してくれます。
③まとめ
五十肩の治療で運動やストレッチなどを続けている方もいるかと思います。
リハビリも大切ですが、体の中から体質や症状を改善していくことも大切ですね。腎臓が弱い方は注意が必要ですが、漢方は気軽に試すことができますので、参考にしてみてください。
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