終身型五十肩 「ためしてガッテン」のまとめ
長引く五十肩の痛みで悩んでいる人はいませんか?五十肩の原因ははっきりわかっていませんが、老化が原因と考えられています。正しく治療すれば自然に治るケースがほとんどですが、だんだん悪化するタイプがあります。あなたの痛みは、ひょっとしたら終身型五十肩かもしれません。
少し前ですが、2014年にNHKの「ためしてガッテン」で五十肩についての放送がありました。再放送を望む声も多いようですね。
ここでは番組で紹介された終身型五十肩とのその予防についてまとめたものを再放送動画付きで紹介します。
目次
終身型五十肩のまとめ ためしてガッテンで紹介・再放送動画
五十肩と終身型五十肩はどう違うのでしょうか?五十肩の3人に1人がこの終身型五十肩といわれています。
五十肩は肩の動きに制限があり、どうやっても肩を上げることができません。しかし、終身型五十肩は別の手で支えると腕が上がるという特徴があります。なぜこのようなことがおこるのでしょう?
それは、終身型五十肩の原因は腱板という部分が断裂しておこるからです。腱板とは肩甲骨に沿うようにはしっている筋肉や腱の事です。これがこすれて切れてしまうことがあります。これが切れると自分の力では肩を上げることができません。
一般的な五十肩は「肩関節周囲炎」といいますが、終身型五十肩は「腱板断裂」と言います。これらの違いは先ほども述べたように、反対の手などで支えれば上がるかどうかという点や病院でMRIを撮影することではっきりします。
一度断裂すると自然に治ることがありません。ひどい場合は手術が必要となりますので、気になる方は早めに受診したほうがよいでしょう。
この腱板断裂をおこしやすい人は、普段からあまり肩甲骨を動かさない人です。肩甲骨を動かしていない人は、肩甲骨の動きが悪くなり腱板に負担がかかりやすくなります。そのため知らない間に少しずつ断裂をおこしていきます。
これらは肩甲骨を動かすストレッチで予防することができます。
終身型五十肩を予防するためのストレッチ
肩甲骨を動かすストレッチッはいろいろありますが、番組では二つのストレッチが紹介されています。いずれも家で手軽にできるものです。
▼猫ストレッチ
四つん這いになります。
息を吐きながらおへそを見るように顔をうずめ、背中を猫のように丸めます。背中を天井の方に引き上げるようなイメージです。
息を吸いながら元の状態にもどります。次に息を吐きながら背中をゆっくり反らします。おへそを床に近づけるイメージです。肩甲骨を意識しながら反らします。腰痛をおこさないよう腰を反らしすぎないように注意しましょう。
1日5往復繰り返します。
ペンギンストレッチ
腕を下に伸ばしたまま、ペンギンのポーズをとります。手のひらを下にして床と平行になるように手首を曲げます。
①の姿勢のまま肩を上下に動かします。手のひらの下に台があり、それを押す感じです。
次に手を横に伸ばします。(手首はペンギンのポーズです)肩甲骨を近づけたり遠ざけたりします。
次に腕を前に伸ばします。(手首はペンギンのポーズです)腕を前に伸ばしながら背中を丸めます。次に腕を引きながら胸を反らします。猫ストレッチを立ってやっている感じです。肩甲骨を意識しながらおこないましょう。
①~③を各10回ずつ行います。
五十肩の治し方;ためしてガッテンで紹介・再放送動画
まとめ
私もパソコンを使うことが多く、肩甲骨をあまり動かしていません。気が向いたときに時々ストレッチをする程度ですが、非常に肩が凝ります。
今のところ症状はありませんが、終身型五十肩も他人ごとではないと感じました。ストレッチをしてみましたが、非常に手軽にできます。また、肩甲骨が動いているのが意識できます。
終身型五十肩は予防が大切です。生活習慣を見直し、日常生活で肩甲骨を意識して動かしたりストレッチなど積極的に取り組みたいですね。
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