ストレートネックのチェック方法!症状と簡単ストレッチ(上を向くストレッチ編)
ストレートネックは頸椎に生理的前弯がなく、真っ直ぐになった状態です。病気ではありませんが、ストレートネックになると首こり、肩こりをはじめ様々な不調がおこることがあります。ひどくなるとめまいやふらつき、うつ症状なども引きおこす事がありますので、注意が必要です。
ひょっとして自分もストレートネックかも?と感じる方もいるかと思います。整形外科などで首のレントゲンやMRIなどをとってもらえば、はっきりしますが、わざわざ行くのも大変という人もいるかもしれませんね。
正確な診断はできませんが、家で簡単にチェックする方法があります。
ここでは、自分でストレートネックかどうかチェックする方法と、簡単なストレッチを紹介します。
ストレートネック壁でチェックする方法
家で壁を使って簡単にチェックする方法があります。
順番を追って説明していきますね↓↓
- 壁を背にして立ちます。
- かかとを壁につけます。
- 仙骨(おしり上部)と肩甲骨をつけます。
- 軽く顎を引いて前を向きます。
この時後頭部が壁についていれば、正常な状態です。
しかし、後頭部が壁についていない場合はストレートネックの可能性があります。
また、その程度によってストレートネックの重症度が違います。
・軽度レベル:普通に立っていると後頭部がわずかにつきませんが、意識して力を入れるとすんなり壁につきます。
・中度レベル:普通に立っていると全く頭がつきません。後頭部をつけようとがんばれば、どうにかつきます。
・重度レベル:頭と首が前に出ていて、頑張っても後頭部が壁につきません。
(引用:酒井慎太郎著「あなたの首の痛み、肩こりはストレートネックが原因です!」)
私も日頃PCやスマートフォンを使うことが多いので、チェックしてみました。そうするとわずかではありましたが、後頭部が壁につきませんでした。力をちょっと入れるとつきましたので、軽度レベルぐらいかもしれません。
ただし、これはストレートネックかも知れないというチェックにすぎません。壁でチェックをしてみて、気になる症状がある方は必ずレントゲンを撮ってもらってください。レントゲン等で見ることではじめて診断されます。
*ストレートネックであると首のコリが寝ててもなかなかとれない!朝起きた時肩周りが重い、なかには寝違いで痛いという人もいると思います。その時は枕があってない可能性があります。枕を適切な高さにしたり、自作で簡単にタオルでもできる方法があるので一度試してみてはどうでしょうか?ほかの記事でまとめてますのでご参考までに。
上を向くストレッチ
ストレートネックかも?という方はどのような対処をすればよいのでしょう。まずは、自分の姿勢を見直してみてください。常にうつむいていたり、猫背になっていませんか。姿勢を正すと共に、ストレッチも有効です。
ここでは、簡単に家でできる上を向くストレッチを紹介します。
・楽な姿勢から頭全体を後ろに動かします。顎に手を置き、軽く抑えるようにして顎を引きます。元に戻します。これを5回繰り返します。次に顎を引いた姿勢から、頭を後ろに倒します。そのまま首を左右に5回振ります。めまいや痛みを感じるときはやめてください。
・両手を後ろで組みます。息を吐きながら状態を後ろにそらします。同時に組んだ腕も上へ持ち上げるようにします。体をそらした状態で、2~3回深呼吸をします。息を吐きながらゆっくりと体と手を戻し、手をほどきます。
・顎に右手のひらを添えて、左手は右手の肘にあてます。そのままゆっくり両方の手で顎を押すようにして首を後ろにそらします。反対も同様に、息を吐きながらゆっくり5回行います。痛みが出たらやめてください。
いずれも、頸椎が真っ直ぐになった状態から生理的前弯を描く癖をつけるストレッチです。
患者さんに特におすすめしていて、効果が高いと思ったものは初めに紹介した顎を引いてからのストレッチです。
顎を引くことにより、後頭下(ちょうど後頭部の下のくぼみあたり)の筋肉が伸びてリラックスされるのと、首の前の筋肉で支える働きをする筋肉が固定作用をしてくれやすくなります。
PCをしている時、気軽にできるので私も思いついたらしています。首が伸びて気持ちいいです。これで私も寝違いがここ数年起きてません。
*上を向くストレッチだけでなくほかの方法のストレッチ柔軟体操で首こり解消にいいものもまとめてますので、良ければ読んでみてください。
まとめ
PCやスマートフォンが普及している現代、ストレートネックは誰にでもおこる可能性があります。便利な道具ですが、健康を損ねては意味がありませんね。自分の生活習慣を見直し、健康的な毎日を送りたいものです。今回紹介した内容は家で簡単にできるものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
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