四十肩の治し方 【針や鍼灸のメリットデメリットと病院は何科に行けば?冷温湿布の使いわけ方法について紹介ます!
整形外科で勤務してるのですが、冷温シップの質問は多いですね。時期や痛みによって使い分ける方法があるので詳しく説明していきます!
➀ズキッと急に来る四十肩の痛みにどのように対処していますか?
身の回りにある手軽な物や、ストレッチで治すこともできますが、他にも選択肢があるのですよ。
今回は、四十肩の治し方について、針、鍼灸、整形外科での治療やの湿布についてご紹介します。
目次
②-1四十肩の治し方-針・お灸(鍼灸)のメリット・デメリット
②-1-1四十肩を治す、針治療とはどんなものか?
針を刺すという治療方法なので、痛い、怖いといイメージを受けやすいのですが、副作用が少なく、資格をもったきちんとしと鍼灸師さんに受けられれば安心できる治療法なのです。
使用する鍼は、痛みがほとんどなく、注射針より細いのが特徴。
ツボを刺激して痛みを抑え、筋肉を和らげるなどの作用があり、術後のリハビリ運動を促します。
メリットとしては、妊娠中、薬をあまり使いたくないという方、内臓系が弱い方はもちろん、鍼を使用しませんが、赤ちゃんや子供も安心して治療を受けることが出来ること。
デメリットは、すぐに効果が見られないことです。
継続して行う事で四十肩の症状が良くなります。
以上のことを踏まえ、自分に合った四十肩治療を探しましょう。
②-2四十肩の治し方 鍼灸
②-2-1初心者も大丈夫、鍼灸で四十肩を治す
鍼とお灸を用いて治療するのが鍼灸です。
鍼でツボを刺激し、お灸で温め、血行を良くする効果があるので、冷え性気味の方にはおススメの治療方法です。
四十肩の症状で、痛みはないが腕が上がらない、肩関節が固いと感じる方は、鍼灸で筋肉のこりを和らげることで回復につながります。
そして鍼灸治療で心配なのが、痛さやお灸で火傷するのではないかと言う心配です。
鍼の痛みはほとんど感じませんし、お灸も火傷しないよう資格を持った方が行うので安心です。
最近では、香りのいいアロマの様なお灸を使う鍼灸院が増えているので、リラックスして治療を受けられますよ。
ツボも一緒に場所を知ってお灸できればさらに効果が期待できます。お灸を実際使っている画像もこの↓の記事でまとめます↓
≫五十肩を治す方法 ツボ簡単運動とお灸!押す場所コツは?画像付き
②-3四十肩の治し方 整形外科での治療方法まとめ
②-3-1整形外科での四十肩治療法
四十肩の痛みも安静にして置いたら良くなっていたという話、聞いた事ありませんか?
しかし、それは痛みが治まっただけで完治してはいないのです。
再発防止、後遺症を残さない為にも整形外科で治療してもらう事が第一です。
治療方法としては、鎮痛剤や抗炎症剤などの飲み薬、湿布の処方、痛みがひどい場合はステロイド注射、ヒアルロン酸注射、神経ブロック注射を行います。
②-3-2整形外科で行う四十肩治療の注射について
どのような種類の注射で、どのような目的で使用するのかをまとめました。
・ステロイド注射
薬も湿布も効かないような鋭い痛みの時に使います。
抗炎症作用があるので痛みが引き、肩が動かしやすくなりますが、使い過ぎると副作用がみられたり、糖尿病などの持病を持つ方は使用できなかったりすることがあります。
・ヒアルロン酸注射
肩関節の動きを助ける作用があります。
しかし、鎮痛、抗炎症作用はないので、痛みが無いが肩が動かせないという方に用います。
・神経ブロック注射
肩の痛みを感じる神経に麻酔をして、痛みを麻痺させます。
また、凝り固まって緊張した筋肉も解すので、リハビリ治療に専念できます。
少量ですがステロイドを使用していることもあります。
②-4四十肩の治し方 冷・温湿布は時期・痛みで使い分けて!
②-4-1四十肩を治す、効果的な湿布の使い分け
冷湿布、温湿布と市販されているものは多種多様。
四十肩は冷やしてはいけないと言われているが、肩周囲の炎症なら鎮痛作用があるものを使いたいと思ってしまいますよね。
・冷湿布
四十肩の急性期に起こる熱を持った痛みや、夜眠れない程の痛みなどを鎮める時に使います。
使用期間は1週間以内にし、痛みが引いてきたら使用を控えましょう。
・温湿布
急性期の酷い痛みがやや治まった、慢性期からは温湿布に切り替えると効果的。
血行不良で筋肉が収縮していて腕が上がらないという状態なので、血行を良くすることで新しい筋肉を作る事が出来、回復を早めます。
市販の湿布を使う場合はこのような使い分けをすると良いのですが、病院で湿布を処方された場合は、主治医の指示通りに貼るようにしましょう。
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②-4-2四十肩に効果的な湿布の貼り方
湿布は痛い箇所に直接作用します。
四十肩の場合、肩から首、肩から肩甲骨へ貼るのが効果的です。
湿布を使用する前に、貼る個所を清潔なタオルなどで拭いて、しっかり密着させるようにしましょう。
そして、肌のかぶれや、薬用効果の弱まりを防ぐ為、3時間から半日毎には交換したほうがいいですよ。
また、肩関節、首筋へ湿布を貼る場合は切れ込みを入れると、肌に密着し、動きをとりやすくなります。
出典:http://www.geocities.jp/maruishiph/img160_11.jpg
http://www.geocities.jp/maruishiph/img159_11.jpg
③まとめ
様々な四十肩治療の選択肢がありますね。
・鍼治療は副作用がないので安心
・鍼は痛みがなく、お灸も火傷の心配はない
・整形外科治療は薬、注射で痛みをとってもらえる
・冷湿布、温湿布は使い分けをすることで効果が得られる
以上の治療方法を参考に、自分の症状に合った方法を探してみてください。
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