四十肩の症状と原因で痛みしびれがでる場所や、特に腕のしびれって四十肩でもでるのか?という疑問にお答えします。
整形外科で今まで診させてもらった何百人もいる四十肩の患者さんの3割ほどの人はしびれも伴っていることがあります。
四十肩でしびれはでるのか?腕のこの場所にも痛みがでるの?という質問に対しての答えと、四十肩に対しての治し方もご紹介します。
➀誰にでも起こる可能性がある四十肩。
辛い痛みに悩まされると、気分まで落ち込んでしまいます。
さて、この四十肩はどのような原因と症状があるのでしょうか?
今回は、四十肩が原因で症状が出る場所、腕に症状が出ている場合また。腕にしびれが出ている場合をまとめましたので参考にしてみてください。
目次
②四十肩症状と原因 腕のしびれ・痛みの場所はこんなところまで?
②-1-1四十肩が原因とされる症状が出る場所
四十肩になる原因としては、運動不足、仕事でデスクワークが多いなど、肩関節を動かす事が少ない場合によく見られます。
肩関節の周りに炎症を起こして痛むというのが四十肩と考えられていますが、明確な原因はいまだ解明されていないのも事実です。
そして、四十肩と言う名前ですが、肩以外にも以下の場所に痛みなどの症状がみられる場合があります。
・二の腕
・腕の前-外側
・手や手首
・首回り・肩甲骨の内側
といった、肩を中心に動きが始まる所にも四十肩の症状が及びます。
初期症状のケースとしてのチェック方法としては、
・肩こりに似た感覚で、痛みがある
・着替え時、袖に腕が通らない
・他人に肩をポンとたたかれただけで痛い
と言った症状がありますが、
四十肩が進行している場合は、
・寝ている状態でも痛みがあり、不快
・ショルダーバッグはもちろん、リュックサック、ハンドバックを持つのも辛い時がある
・ペンを持つ、家事をこなすなど日常生活を送るのに支障をきたす
など、肩以外にも四十肩の症状が出ると、かなり不便です。
さらに詳しく症状がでるほかの場所のことや重症度別に分けてものを下↓の記事で説明してます。
≫四十肩とは症状と原因【重症度】首が痛い-肩甲骨-二の腕-30代20代でも
②-2四十肩症状の腕の原因はこれ
②-2-1四十肩の症状が腕に出ている原因
四十肩は肩の病気と思われがちですが、肩が繋いでいる神経や骨、筋肉も痛みます。
その為、腕全体まで痛み、時には肩よりもひどい痛みに悩まされることも少なくないのです。
痛みの原因として考えられる事としては、筋肉と炎症の二つがあります。
②-2-2筋肉の拘縮による痛み
四十肩で肩甲骨から肩周辺の動きが強張り、肩が動かし辛くなります。
そうすると、血液の流れも悪くなり、弱った筋肉を修復するたんぱく質や酸素を十分に送ることが出来ません。
肩の筋肉が拘縮し続けると、腕への血流も滞るので筋肉が痛み凝り固まって、痛くなります。
うちの妻の母が、腕が痛いのに首や背中に湿布を貼れと医者に言われて不満だ!と四十肩になって腕が痛む時に言っていましたが、患者さんにもまずはじめに聞かれることが多いです。
まずは心臓に近い所の血流を良くすることが解決の近道なのですよ。
②-2-3炎症による痛み
安静にしていても熱を帯びたようにズキズキ痛むのは、肩周囲の炎症が腕全体に広がっているのが原因の痛みと考えられます。
風邪をひいて熱が出た時に、関節が痛むような状況ですね。
このような場合は炎症を鎮めることが出来れば、筋肉の痛みより早く良くなる場合が多いです。
痛み止めを使うか、病院で抗炎症の注射をしてもらうといいですよ。
②-3四十肩症状と原因 腕の痺れ
②-3-1四十肩が原因で起こる腕の痺れ
四十肩が原因で肩甲骨や首周りの血行が悪くなり、神経を圧迫することで痺れがおきます。
最も痛みを感じる時には安静にしておいた方がいいですが、痛みが和らいで、やや動かすことが出来るようになったら、ストレッチなど体を動かすことを心がけましょう。
腕の痺れは、四十肩が治ったと思っていても後遺症としてずっと残る可能性があります。
痺れを残さない為にも、リハビリ、ストレッチは欠かさないようにしておくことが大事ですよ。
▼ためしてガッテンでも紹介されたリハビリ場面でやっている効果が期待できるストレッチやツボを紹介してます。ぜひ↓
≫四十肩の治し方-ストレッチで即効効果だすには【ためしてガッテンの方法!
③まとめ
四十肩の症状で肩から腕にかけて痛みを感じると、日常生活にかなりの支障をきたします。
・四十肩は肩以外にも症状がでる
・腕の痛みは筋肉の拘縮と炎症が原因で起こる
・痺れはストレッチを行う事で後遺症になるのを防ぐ
四十肩は肩だけの病気ではなく、腕や手、指先まで症状が広がるという事が分かりました。
日ごろのストレッチやリハビリで、肩全体の血行を良くすることが大事ですね。
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