首こりと頭痛の関連性や原因、病院に行った時の説明のポイント、解消法、病院はどこ・何科に?という疑問にお答えします。
最近は、長時間のパソコン作業やスマホの使用など首こり、肩こりになりやすい環境が身近になっています。
首のこりに伴って頭痛もひどいと生活に支障が出てきますので、早い対処が必要ですね。
首こりに伴う頭痛の原因、解消方法や、病院の診察時に自分の症状を正確に説明するポイント、首こりに伴う頭痛で診てもらうべき病院や科目をまとめました。
目次
首こりと頭痛原因
身近にある首こりと頭痛の原因
首に付随する頭痛は様々な原因が考えられ、急激な痛みや、発熱がある場合は、くも膜下出血や髄膜炎なども予想されます。
そこで首への痛みがある場合とは違い、首こりと頭痛が起こる場合に関する身近な原因をご紹介します。
偏頭痛
一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
実は頭の血管が拡張し、血が急に流れ始めて起こる痛みで、同時に首こり、首や肩のハリを引き起こします。
主な原因としては、過剰な睡眠、大音量で音楽を聴く、激しい光の映像を長時間見る、偏った食生活、ホルモンバランスの乱れなどが考えられ、ストレスから解放されたとたんに片頭痛が起こりやすくなります。
緊張型頭痛
こちらは反対に、肉体的や精神的ストレスを感じて緊張している最中に起こる頭痛で、筋肉がこわばって首こりになり、血頭から首への血流が悪くなるため、血液中の老廃物が流れにくい事で起きます。
デスクワーク作業を始め、同じ姿勢を長時間続けたり、心に不安を抱えて睡眠が不足していたりすると頭痛、首こりを感じるのはこれが原因です。
首こりと頭痛解消法
簡単に出来る首こりと頭痛の解消方法
頭痛がすると薬に頼ってしまいがちですが、なるべく薬を使わず改善したいというかたも多いです。
無理なく、手軽で簡単に出来る解消方法をご紹介します。
温める、冷やす
片頭痛か、緊張型頭痛かによって対処方法が違います。
頭が熱くてジンジンするような感覚があれば片頭痛なので、後頭部、首筋を冷やすことをおすすめします。
そして緊張型頭痛であれば血行不良の原因が考えられるので、首筋、目を温めると効果的で、楽になります。
ストレッチ
肩の上げ下げストレッチをすると、筋肉が動き、血液の流れが良くなるので首こり、頭痛がスッキリしますよ。
立ったままでも、座った姿勢でも構いませんので、両腕をブラ~と下におろし、力を抜きます。
そして、肩だけを上に向かって引き揚げ、ゆっくり元に戻します。
腕や手に力を入れないのがコツですよ。
≫首こり・首の痛みがあるときのストレッチ方法を詳しく説明した記事をのせてます。ご参考までに
枕
眠る時間は一日の3分の1も占めていて、横になる姿勢を長い時間おこないます。
なので、枕の相性はとっても重要です。
理想的な寝姿勢は仰向けになった時に、背中と頭の高さが10度~15度ぐらいがベストで、呼吸の取りやすさ、寝返りの打ちやすさも大いに重要です。
もし今使っている枕が合わないと感じるようなら、高さを調節してみるのも解消法の一つですよ。
≫枕の高さや自作タオル枕の作成方法の説明をした記事をのせてます。びっくりするぐらい簡単にでき痛みも軽減するのでぜひご参考に
首こり頭痛の時、病院は何科へいけばいい?
自分で解消方法を試してはいるけど良くならない場合は、病院へ行きましょう。
そこで何科へ行けばいいか、症状を説明するには何と伝えれば分かってもらえ易いかをまとめました。
病院へ行ってみよう
首の痛みは、だいたい整形外科でレントゲンを撮ってもらうのが一般的ですが、首のこりと頭痛が起こっている場合は脳神経外科か、神経内科へ行くのが近道です。
片頭痛、緊張型頭痛また最近症状が多く見られる群発性頭痛も診察してくれますし、目のピントが合わないなどの気になる症状があれば、眼科でも診察してもらえます。
よりおすすめなのは、大きな総合病院で、レントゲンではわかりにくい箇所も見ることが出来るMRIや、CTスキャンを撮ってもらう事で原因が解明できます。
しかし、総合病院に行くには紹介状が必要なので、初めにかかるのは脳神経外科、神経内科が良いでしょう。
また、精神的なストレスが原因での頭痛、首こりも多いので、心当たりがあるようなら心療内科でも相談できます。
症状の説明ポイント
首がこって、頭が痛いのですよねと伝えるだけでは伝わりにくい場合があるのでコツをお伝えします。お医者さんの前だと緊張したり、ド忘れしちゃったといる患者さんが多いので、メモして持っていくといいですよ。
では5つのポイントをご紹介しますね。
- 頭痛の頻度
- 痛みの種類
- 痛みがでる場所・部分
- 痛みを発現させる動き・姿勢
- 痛みによる日常生活の支障具合
・頭痛の頻度はどれぐらい?
毎日なら朝昼晩のどれぐらいの時間帯か伝えましょう。
・どのような痛みか?
ズキズキ、ドクドク、キリキリする、締め付けられるような痛みなどがあります。
・頭のどのあたりが痛い?
前後、左右など細かい場所が分かれば、よりいいです。
・日常の仕事はこなせているか?
仕事は休みを取る程痛い、大体こなせるほどの余裕はあるなどを伝えましょう。
・首を動かすと痛いか?
前に倒せない、後ろを向けない、首が重くこりを感じるが、動かせない程ではないといったことを伝えましょう。
・頭痛以外の症状は?
首がこる、肩がこる以外にもめまいがする、吐き気、手足が冷たい、しびれるなど少しでも感じる症状があれば細かい方がいいです。
以上のポイントを押さえ、ちょっと感じただけで伝えるのは大げさかなと思う事もあるかもしれませんが、お医者さんにとっては大事な情報なので、遠慮なく伝えましょう。
まとめ
首のこりと頭痛に関する原因は様々で、身近に起こりうる症例として片頭痛と緊張型頭痛を取り上げました。
それぞれ対処方法が真逆なので、自分の症状に合った方法で試してみてください。
病院でも頭痛、首こりに関する相談が多いため、様々な方法で処置してくれます。
症状の説明ポイントをしっかり把握し、病院へ行きましょう。
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