四十肩とは 意味の由来 四十肩と五十肩の違いは角度は何度しかあがらないと四十肩・五十肩と言われるのか?
20代・30代でもなっている人がいるかどうかもまとめてみました!
➀そろそろ40歳だから四十肩なのかな、と言う言葉を耳にしたことはありませんか。
なんとなく口にしますが、そもそもなぜ、四十肩という名前なのか由来はご存知でしょうか?
今回は、四十肩の意味の由来や、五十肩との違いは何か、肩の可動範囲の角度はどのくらい違うのかをまとめました。
目次
②-1四十肩 意味の由来 20代30代でもなってしまうのか!
②-1-1四十肩とはどんな病気?
一般に四十肩と言われる症状は、肩の可動域が狭くなり、痛みが起こる病気。
正しい病名は、肩関節周囲炎という名称なのです。
肩の関節の炎症により、痛みを感じるという症状なので、年齢に関係なく発症しますが、比較的中年期以降になりやすいです。
②-1-2なぜ四十肩と言われているのか?
肩関節の炎症をなぜ四十肩と呼ぶのか、という疑問を持ったことはありませんか?
様々な説がありますが、代表的な由来をご紹介します。
中年期以降に発症しやすい肩の痛みなので、40歳になると四十肩、50歳になると五十肩と呼ぶようになったと思われがちですが、本当の由来は肩の可動域なのです。つまり、50パーセントの範囲、大体半分ぐらいしか動かない症状ということで、肩関節周囲炎の通称やあだ名という事です。
そして、四十肩については、年齢に配慮して四十肩と呼ぶようになったのではないかと言われています。
猫背が多い現代社会。20代でも30代でも肩が痛いと言って受診する人も多くなってきてる印象です。
私なら「あなた五十肩ですね」と言われたら、少しムッとしてしまいます。
四十肩が、40パーセントの範囲でしか肩が動かない五十肩よりも重い症状と言うわけではないようですね。
②-2四十肩 五十肩との違い
②-2-1四十肩と五十肩の違う点
ハッキリ言って病気の違いはありません。
30代で発症しても、60代で発症しても同じ肩関節周囲炎なのです。
お医者さんが、患者さんの年齢を考慮して気を悪くさせずに伝える場合に、四十肩ですねという場合が多いです。
30代の患者さんには三十肩ですねと言う風に。
さらに、以前は肩関節周りの炎症全般を五十肩と呼んでいましたが、ここ最近では、ピンポイントに明らかな原因のある病気は、五十肩には入れないというようになりました。
五十肩と呼ぶ定義としては肩の痛み、40代以降の中年期であること、はっきりとした原因はわからない場合という事になります。
つまり、四十肩、五十肩の治療を進めていくにつれて原因が明確になり、原因となる病名が分かる場合もあるという事ですね。
②-3四十肩・五十肩 角度はどれくらいしか上がらなければ診断されるの?
②-3-1四十肩になると、どのくらいの角度で動かせなくなる?
四十肩も五十肩も、しっかりとした角度の範囲に決まりはありません。名前がついた50%ぐらいだと全部の動く幅は180度なので、90度ほど肩の高さまで前にあげられるとということになりますが、120度あげれらる人も患者さんにはたくさんいるのであくまで目安ですね。
軽い症例のケースとしては、120度ほどから160度ほどもあげられる人が多くて
・たまに痛むが、運動で治る
・入浴時髪を洗う時、痛む
・後ろに手を回せない
などといった、肩の痛みで可動範囲が狭いという状況です。
少しでも運動やストレッチをすることで自然に治る事もありますが、すこし肩が動かせるからまだ五十肩じゃないよ、痛くても我慢できるからと言って放置しておくと後遺症が残る場合があります。
重症化すると、90度もあげられず45度ぐらいだとかなりの重症なひとで
・自分で動かせない程痛いし、他人に動かされるともっと痛む
・寝返りをうてない
・炊事洗濯ができない
というような事になるので、注意が必要です。
20代・30代だからと言って甘く見ていると後々大変なことになるかもしれないので、日ごろのストレッチを心がけましょうね。
テレビでも紹介された日頃患者さんにも指導させてもらってるストレッチ体操をまとめてあるのでご参考までに↓↓
≫≫四十肩の治し方-ストレッチで即効効果だすには【ためしてガッテンの方法!
③まとめ
私たちが普段使っている言葉ですが、意味を探るとは面白い発見がありますね。
・四十肩は通称、あだ名
・四十肩も五十肩も症状は同じ
・肩を動かす明確な角度の範囲はきまっていない
こちらを参考に、今自分の症状が四十肩なのかどうかチェックしてみてもいいですね。
病院での症状説明にも役立ちますよ。
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