足底筋膜炎の主な治療法と、実際に患者さん何人にもお伝えし治った効果的なテーピングや、
ストレッチの方法について実例も含めて紹介していきます。
足底筋膜炎という言葉を聞いたことはありますか?
聞きなれない言葉かもしれませんが、主にかかとや土踏まずの部分に痛みが生じる病気です。
スポーツや偏平足などが原因でおこります。
ここでは足底筋膜炎の治療についてと、実際に「踵付近が特に朝一歩目と長時間座ってからの歩きだしの時痛い!」という患者さんに紹介し、今ではほぼほぼ痛みが治った方法をまとめました!
テーピングでもポイントを間違うとなかなか治りづらいのでその方法と、患者さんにおすすめしてる簡単ストレッチ3つをお伝えします↓↓
②-1足底筋膜炎 症状と主な治療法は?
②-1-1足底筋膜炎はどんな病気?
足底筋膜とは足の裏にある筋肉を包んでいる膜の事です。かかとからそれぞれの足の指にくっついています。体重が乗ることで引っ張られクッションのような役割をします。
主にスポーツなどで足に負担がかかりすぎたことが原因で炎症をおこします。
痛む部分は人によって違いますが、一番多いのはかかとです。次いで土踏まずの上方、足指の付け根が痛む人もいます。
朝起きた時に痛みがひどく歩き出すと徐々に痛みが軽減され、また痛くなるという事を繰り返します。
有名なスポーツ選手もこの病気にかかった人は多いです。
②-1-2足底筋膜炎の治療法は?
足底筋膜炎の治療としては休息と安静が基本です。これを温存療法といいます。無理をして動かすと症状が悪化し、慢性化するので運動をやめてしっかり休むことが大切です。
安静にするといっても日常生活は送らなくてはいけないので、症状を緩和させるものとしてテーピング、サポーター、インソールなどを装着することがあります。これらの他に痛みを緩和させるものとして、湿布や塗り薬ステロイドなどの注射があります。
最近では一部の医療機関で足底筋膜炎に対し、体外衝撃波やキセノン光治療を行う病院もあります。
それでも治りにくい場合は最後の手段として手術が行われることがあります。
②-2 足底筋膜に効果的なテーピング方法とは?
②-2-1足底筋膜炎にテーピングが効果があるわけとその方法
先ほどもいいましたが、足底筋膜炎では休息、安静が第一です。しかし、日常生活でどうしても負担がかかってしまいます。
そこで、足裏の縦アーチをサポートするのがテーピングの役割です。これで足裏への負担を軽減させることができます。ただ、テープを引っ張ってはるだけでは効果が期待できません。張り方にもその部位によってコツがあります。普段患者さんに伝えるときのポイントも一緒にお伝えします。
テーピングにはキネシオンテープと呼ばれるものが適しています。通気性がよく肌にやさしいのが特徴です。
テーピングの方法を二つ紹介します。
1)①テープを二本用意します。一本はかかとの後ろから足指の曲がるところまでの長さ(角は丸くカット)、二本目はかかとの後ろから足指の付け根まで(こちらの方が長いです)の長さです。二本目は三分の二ほど縦に切れ目を入れ、先が四本に分かれるようにしておきます。
②一本目のテープを貼ります。かかとの後ろから貼り付けます。かかとの底面に貼って、テープを引っ張りながら足指の付け根まで貼ります。
▼ここでポイント!
先に引っ張りながら足の付け根まで張って、最後に足裏の少し浮いたテープをぐっと押して張り付けていきます。少しテンションがかかった状態のテープの方が、足裏の土踏まずの機能のクッションを助けてくれます。 これが先に引っ張らずにそのままで張ってしまうと衝撃吸収の働きをしてくれません。
③二本目のテープを貼ります。切れ目のない方をかかとの後ろに貼り、足首を曲げた状態で、テープを引っ張らずそのままの状態で足指まで貼ります。
出典:http://www.h5.dion.ne.jp/~k0423/kinesio/
2)3本で固定する方法です。
①足首を90°に曲げた状態で、一本目はかかとの後ろから外側(足裏の小指側)に沿って指の付け根まで貼ります。
②二本目はかかとの後ろから内側(足裏の親指側)に沿ってテープを貼ります。二本のテープはV字に交差しています。
③三本目のテープはV字の部分を引き上げるように、土踏まずのところから足の甲に向けて横に貼ります
出典:http://sportsnomori.com/injury/plantar-fasciitis.html
テーピングだけでは効果があまりでなかった場合は、普段の靴にいれるインソールも効果的です。ランニングの初級者、中級~上級者にわけてもご紹介してます↓↓
≫足底筋膜炎インソールおすすめ ランニングにも-サポーター保険適用は?処方の流れ
②-3足底筋膜炎に効果的なストレッチは?
②-3-1足底筋膜にストレッチが有効なわけとその方法
足底筋膜炎の人は足裏の筋肉や筋膜が固まった状態です。そこでストレッチを取り入れることで足裏を柔らかくすれば回復が早くなります。しかし、足底筋膜は色々なところとつながっているので足裏だけストレッチをしても意味がありません。
ふくらはぎや脛、足首などもストレッチを行うと効果的です。
簡単にできるストレッチを3つ紹介します。
1.足裏からふくらはぎまでのストレッチ
椅子に浅めに腰を掛けます。ストレッチをする方の膝を伸ばします。つま先を自分の方にゆっくり曲げます。足の裏とふくらはぎがじんわり延びるのを感じながらおこなってください。手のひらでふくらはぎを10回程度さすります。反対も同様に行います。
2.足裏の直接ストレッチ・マッサージ
出典:http://sportsnomori.com/injury/plantar-fasciitis.html
足裏の土踏まずのところ・特に写真で押している頂点の盛り上がっているところや踵付近のところを押すと効果的です。テニスボールなどでごろごろしてほぐすのも効果あります。
あとは立っている時や歩くときに踵重心になっているとなりやすく、ある患者さんに指で踏ん張るようにするのとこのストレッチをお勧めしたところ現在ではほぼほぼ痛みなく朝の一歩目もだせるようになったと言ってくださいました!!
3.太もも裏のストレッチ
床に座り片足を前に伸ばします。前屈する要領で伸ばした足を触るように体を前に倒していきます。このとき、腰をなるべくたててまえに倒していきます。太もも裏が突っ張った感じになっていればきちんと伸びている証拠です。
いずれも痛みがでないほどの力でやって下さいね。
▼テーピングが毎回するのが少し面倒と思うあなたには、中敷きインソールやサポーターもおすすめです。予防にも使えるのでぜひ読んでみてくださいね↓↓
≫足底筋膜炎おすすめインソール-サポーター保険適用は?処方の流れ
③まとめ
今回は足底筋膜炎の方に向けた簡単にできるテーピングやストレッチの紹介でした。
いずれも簡単にできて、足裏をサポートしてくれますので参考にしてください。
激しいスポーツをされている方は足底筋膜炎にはくれぐれもご注意ください。
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