足の親指 骨折 応急処置のテーピングの仕方、手の指 人差し指・中指・薬指・小指の少し痛いときまでの巻き方と
腫れてても歩けるのは折れてない?手術方法についてです!
➀足の小指をテーブルやタンスの角にぶつけて痛い思いをした経験はありませんか?
小指でも痛いのに、足の親指の骨を骨折するとかなり痛いのは確かです。
そこで今回は
・足の親指を骨折した時のテーピングを使った応急処置方法
・手の指の突き指のテーピングの巻き方「応急処置のテーピングから痛みが良くなってきて少し痛いときの場合」まで
・どんなに腫れていても歩けるのは折れていないってこと?
・足の親指が折れた時の手術方法はどのようにするのか
の4つの疑問についてまとめてみました。
テーピング方法は足の指だけでなく、手の指にも使える巻き方なので突き指などしてしまった後のテーピングとしても参考にしてもらえます。
②-1足の親指骨折 応急処置のテーピングの仕方
②-1-1足の親指が骨折した時のテーピングを使った応急処置方法
病院でも軽度の骨折やヒビならテーピングで処置をします。
足の指の骨は特に自然治癒することが多く、酷く関節がずれている、目で見てハッキリわかるように折れているようでなければ、切開手術は行いません。
あとは痛みの部分をたたいてもらって骨まで響くような痛みがでたら骨折の可能性が大きいです。
足の親指のテーピング応急処置の方法をご紹介します。
注意:応急処置の場合は固定するために伸び縮みがない白いテーピングで行い、伸縮性がある茶色いテーピングは使用しません。
▼足の親指の根元を固定するテーピング方法
①7㎝幅のテープを足の親指の先から土踏まずの中ほど位を覆うような長さに切ります。
②親指の先から根本までの長さを3分割に切り分けます。
③テープを足の親指の側面から貼り、切り分けた3本のテープを一つずつ親指の根元から先に巻き付けていきます。
④一番上になってるテープは親指の根本の上部分から裏の根元にぐるっと巻き付けます。
⑤真ん中のテープは親指の根本の裏から外側を通って親指の先の上側へ向かっていき爪の上を通ったら、親指の内側を通って親指の腹までクロスするように巻き付けます。
⑥残りの一番下のテープは下から外側を通って上へ親指の先へ⑤と同じように巻き付けていきます。
3本テープを上から下に1本 あと2本は下から上に巻き付ける方法です。
この方法は突き指の疑いも考えられるような痛みや腫れの時に使われ、応急処置として利用されています。
スポーツ監督をしている友人は、度々このテーピング方法で応急処置を施して病院に連れて行っています。
キレイに固定されているので、病院でもお墨付きです。
このほかにも、100均で売っているような添え木を親指に巻き付けて固定させたり、隣の人差し指を添え木代わりに一緒に巻き付ける方法があります。
基本的には、添え木をする場合でもテープをクロスさせて巻きつける方法がとられています。
▼手の指の突き指から少しの痛みに対してのテーピング
爪先から数えて一番先の関節から2番目・3番目の関節までの巻き方 自分とほかの人にやってもらう方法です。
②-2足の親指骨折 腫れてても歩けるのは折れてない?
②-2-1腫れていても歩けるのは折れてない?
打撲と見分けがつきにくい骨折。
大量の氷などで冷やし、それでも痛みや腫れが1時間以上治まらなかったら、足の親指の骨折かヒビが入っていることを疑います。
そしてその部分を叩いてみて骨まで響くようなすごい痛みがでていたら骨折を疑います。
しかし、骨折でしたらかなり腫れて、色も赤から赤紫に変色するのでこれはただ事ではないと直感的に感じるはず。
結論を言うと、親指が腫れていて、骨折していても歩けるには歩けます。
ただし、かなりの激痛を伴いながらですが。
痛みや腫れが残っているなら我慢せず、整形外科へ行きましょう。
もし関節がずれてほおっておいて治ってしまうとずれたまま固まってしまいその関節が動かしずらく物を持つなど日常生活に支障がでるので、整形外科で骨折にともなった脱臼など位置をもとにすぐ戻してもらった方がいいです。1~2週間放っておいてからもとに戻そうとするとなかなかできないことがあるので疑いがあればすぐにいった方がいいです。
そのままにすると外反母趾になりやすい足になる可能性もありますので、レントゲンを撮ってもらい、ちゃんと治療しましょう。
この前の患者さんで1週間ほどおいてしまって来院して右手の指の骨折・小指の付け根の脱臼と骨折がありもとに戻せずに小指が完全には曲がらずにすごく大変という方がいたのできちんと整復しておくことをおすすめします!
②-3足の親指骨折 手術方法
②-3-1足の指を骨折した時の治療
ほとんどの場合、足の指を骨折している時にはギプスを使い、固定して1か月から3か月様子を見ます。
しかし、極端に短くなっている、骨の変形が酷いような転位骨折、複雑骨折、その他外傷の酷い場合は手術が必要。
②-3-2転位骨折、複雑骨折の手術方法
元の位置に戻すために整復術をおこないます。
方法として簡単に説明すると、手術前に痛み止め、軽い睡眠薬が投与されます。
そして、つま先に局所麻酔を行い、骨の位置を修復しますが、ひどい骨折が見られる場合はボルトや針金、スクリューを用いて固定する場合があります。
②-3-3整復術後
骨折後の骨の位置を固定するためにスプリントという添え木を着けたり、足を広範囲負傷している場合はさらにギプスを着けたりします。
どちらも損傷部分を保護、固定する役割があり、衝撃から守るので、どんなに窮屈に感じても着けることは絶対です。
場合によっては松葉杖が1週間から2週間使用することもあります。
添え木やギプスを付けている間は、出来るだけ安静にし、足を心臓より高くして眠るようにしましょう。
損傷の程度にもよりますが、6週間から8週間で完治しますので、無理はしないように心がけましょう。
③まとめ
骨が折れていても、足の指に関しては歩けてしまう事もあり、痛いと思っていても放置してしまっている方が多いです。
テーピングなどの応急処置も有効ですが、我慢は禁物。
腫れが酷い、歪んでいて歩くのが辛いのを放っておくと骨が変形して取り返しのつかないことになりまねません。
手術を受ければ2か月から3か月で治るので、病院で診てもらうのが一番の近道ですよ。
この記事へのコメントはありません。