五十肩でのストレッチポールの効果的な方法と痛いほどやると効果がでるのか?ということについてまとめてます。
五十肩で日常生活に支障をきたしている人はいませんか?五十肩は正式には肩関節周囲炎といい、
急性期には肩から腕にかけて激しい痛みを伴います。回復期には痛みは鈍くなりますが、肩関節の動きが制限されます。この時期に何もしないと肩の動きは制限されたままです。
回復期における痛みの改善とストレッチはどちらも同じで、肩を少しでも動かすことが大切です。五十肩の回復期での痛みや肩関節の制限を改善したり、予防のためにストレッチポールを使用した運動が有効といわれています。
ここではストレッチポールで得られる効果や運動を紹介します。
五十肩にストレッチポールが有効な2つの理由
五十肩の回復期に肩が動かしにくい理由の一つに、筋肉の緊張があげられます。胸や肩、首周りが常に緊張した状態にあると言えます。
そのためストレッチポールに仰向けに乗ると、体が接しているのは頭と背中と腰の三点のみという状態になります。
1.それ以外のところは重力によって下に下がるため、首や肩まわりなど普段できない脱力した姿勢をとることができます。この状態でストレッチをおこなえば、首周りから肩まわりの可動域も広がるというわけです。
また、五十肩の症状が慢性化すると、肩関節がどんどん大胸筋(胸の前から上腕骨という腕の骨の上部についている筋肉)に引っ張られます。これにより肩関節が前方に移動するので猫背になりがちです。
猫背の状態だと五十肩の症状が改善しにくいといわれています。ストレッチポールで大胸筋の運動やストレッチをすることで、猫背を改善し胸の筋肉を伸ばしやすくすることができます。
2.さらに猫背だと深い呼吸をすることが難しくなります。肩甲骨の動きには肋骨周りの柔らかさが関係しています。つまり深い呼吸をすることが大切となります。ストレッチポールにのると肋骨が左右に広がり空気をたっぷり吸いこめるようになります。
また、深い呼吸をすることで緊張をほぐしリラックスした状態になることができます。
以上のような理由から五十肩にストレッチポールは効果的だといえます。
ストレッチポールを使用した効果的な3つの方法
五十肩に効果のある運動やストレッチはいろいろありますが、ストレッチポールで簡単にできるものをいくつか紹介します。
1)大胸筋を伸ばすストレッチ
ストレッチポールを背骨の部分にあてて仰向けに寝ます。
息を吐きながら、腕をゆっくり真横に開きます。胸の筋肉が伸びていることを意識しながら、このまま20秒間キープします。
腕をもとの位置に戻します。これを3回繰り返します。
次に腕を真横よりやや斜め上まで上げて、その状態を20秒キープします。同様に3回繰り返します。
*可能なら500mlのペットボトルに水を入れて負荷をかけながらおこなうとよいです。
2) 胸開き運動
①ストレッチポールを背骨の部分にあてて仰向けに寝ます。
②肘と手の甲を床を滑らせながら腕を胸の高さまで上げます。
気持ちいいと感じるところまで無理せず上げることが大切です。
胸を開いたままで自然に呼吸をして20秒から40秒程度キープします。
3) 胸郭の動きを出すストレッチ
①ストレッチポールに仰向けに乗り、肘と手の甲がつくようにします。足は肩幅程度に開き体を安定させます。
②腰から上の部分だけを動かすよう意識し、上半身を左右にスライドさせます。上半身がねじれないように注意し、左右の胸の高さ床と平行になるようにします。
*左右の動きを1回として10回程度行います。呼吸は止めずに自然にするように気をつけましょう。
▼ためしてガッテンでも紹介されたストレッチポールの方法を動画付きで詳しく説明したのものせてますのであわせてどうぞ↓↓
≫五十肩を治す方法ためしてガッテン効果あげるためストレッチポール動画付
まとめ
五十肩は自然に治るといわれていますが、放っておくと肩の動きが制限されたままです。それを防ぐためにもリハビリが大切という事です。幸いにも五十肩を経験したことがありませんが、予防が大切だと思いました。今回紹介したストレッチは猫背を改善し肩こりの改善にもつながりますので、ストレッチポールをお持ちの方はぜひ取り組んでみてください。
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