手首にしこり!ガングリオン?それとも癌?良性の場合と悪性の場合の判断はどうするか?
実際に私が手の甲にガングリオンがあり、少しずつ小さくなってきてます。患者さんでも消えた人と残っている人がいます。その体験もあわせてのせてますのでご参考頂けると幸いです。
➀手首にしこりがある方はいませんか。
しこりがあると「癌かもしれない…」と不安になることはあるかもしれません。痛みが無いと病院に行くべきか悩むかもしれませんね。しかし、ほとんどの場合は良性のものなのです。
ここでは手首にできるしこりについて良性の場合と悪性の場合のものをご紹介します。
②-1手首のしこり ガングリオンとその治療方法について
②-1-1ガングリオンとは?
手首のしこりで最も多いのは「ガングリオン」というものです。ガングリオンとは関節にできるゼリー状で良性の腫瘤のことです。
関節にある関節包や腱鞘にある潤滑油の「滑液」というものが濃くなってゼリー状になり大きくなったものです。しかし、発症の原因はよく分かっていません。ただ、男性より女性に多く、特に20~30歳代ぐらいの若い女性に発症しやすい傾向にあります。
しこりの特徴は次の通りです。大きさは米粒大からまれにピンポン玉くらいになるいこともあり様々です。硬さもプヨプヨと柔らかいものもあれば、硬い場合もあります。基本的に痛みはありません。しかし、腫瘤が大きくなってしこりが神経を圧迫した場合は、しびれや痛みを感じることがあります。
ガングリオンができやすいのは手のひらの親指の付け根、指の付け根、手関節の甲側などです。
ガングリオンの診断は、超音波エコー検査、MRI検査、穿刺検査(注射器でゼリー状のものを吸引する)などで行います。
▼私の実際の手の甲のガングリオンです。
初めは柔らかく、この写真の2~3倍はあったのですが、少し硬くなって1年ほどでこのサイズに減りました。
押しての痛みはほとんどなく神経を圧迫してる様子はないです。思いっきり床などに手をつくと圧迫感があり少し痛みがあります。普段手を使っているときは痛みがないのでこのまま様子をみています。
②-1-2ガングリオンの治療方法は?
ガングリオンは良性の腫瘤ですが、どのように治療されるのでしょう?
ガングリオンの治療は基本的には自然治癒を待ちます。放っておいても、自然に小さくなり消失していくわけです。3年ほどで8割のものは消失するというデータがあるほどです。
あまり使ってない患者さん一例:患者さんで目で見てわかるほどのしこりがありましたが、2~3か月でいつの間にかなくなっていました。
その方の場合はガングリオンは柔らかく、直径10円玉ほどですこしづつなくなるのでなく、急に全部なくなっていました!
もう一例では、その方は専業主婦でよく家の掃除や家事を好きでやる方で、ピンポン玉の半分くらいの大きさのものがもう3年以上ある人です。どうしても手首に毎日負担がかかっているので消えてないですが、この方も良性で押しても痛くなく、
しかし、神経を圧迫して痛みやしびれがあり日常生活に支障がある場合や外観的に気になる場合は治療を行う場合があります。
治療方法としては以下の3つです。
穿刺(しせい):ガングリオンに直接針を刺し、注射器で滑液を吸引します。数分で終わりますので日帰りで可能ですが、痛みがあります。ただし、この方法は再発の可能性が高いです。
圧潰(あっかい):しこりが小さい場合は圧をかけて潰すという方法があります。神経を傷つける場合がありますので、自分でしようと考えず必ず医療機関に相談してください。
手術:しこりが大きい場合や痛みやしびれがある場合は、摘出手術を行います。局所麻酔を行い、ガングリオンを袋ごと取り除きます。再発の可能性が低いですが、入院が必要な場合もあります。
レーザー治療:しこりにレーザーを当てて取り除きます。痛みや再発の可能性が低いですが、数カ月治療を継続する必要がありますので、通院に負担がかかるかもしれません。
ガングリオンは基本的には自然治癒ですが、治療も可能ですので気になる方は整形外科で相談してみるとよいかもしれません。
②-2手首のしこり 悪性の場合もあるので要注意!悪性軟部腫瘍とは?
②-2-1悪性軟部腫瘍とは?
ガングリオンは良性の腫瘤でしたが、まれに悪性の腫瘤が手首にでることがあります。
手首のしこりで悪性の場合は「悪性軟部腫瘍」というものがあります。軟部肉腫ともいわれます。その名前の通り、軟らかい軟部組織にできる腫瘍です。
その症状の特徴として、しこりに痛みはなく、硬い、短期間(週単位)で急激に大きくなるというものがあります。また、大きさはピンポン玉より大きくなることがあり、しこり外周の境目がギザギザしていて分かりにくいです。
特に悪性のしこりと疑う症状は、大きくなるスピードが速いことと硬いことです。その他の組織に転移、浸潤する可能性がありますので早期発見が大切です。「もしかして?」と思うことがあれば早めに受診するようにしましょう。
この時何科を受診すればよいのか迷うことがあるかもしれません。気になる方は整形外科の腫瘍の専門医にかかることをお勧めします。治療法としては進行に合わせて手術・放射線療法・化学療法がおこなわれます。
③まとめ
今回は手首のしこりについて、良性のものと悪性のものについて紹介しました。しこりは気になる症状かと思いますが、それぞれの特徴について理解しておくことが大切ですね。
いずれにせよ気になることがあったら、自己判断せずに早めに整形外科を受診することが大切です。
この記事が参考になれば幸いです。
▼健康的に痩せてスリムにキレイになりたい!雑誌やテレビで話題の人気健康グッズを一度見てみませんか⇓⇓
≫≫履くだけで健康的に脚痩せ・むくみ解消!人気タイツ【ベルミス スリムタイツ】
≫≫ポッコリ下っ腹・太もも痩せ!人気骨盤ショーツ【MAGICAL SHERRY(マジカルシェリー)】
≫≫着け心地抜群の美しい胸を作る!人気ナイトブラ】
この記事へのコメントはありません。