くるぶしの下の痛みや腫れ 外側と内側が痛い時のそれぞれの原因は?腫れても痛みが無い時の原因は?
➀運動をしたり、転んだ覚えもないのにくるぶしの下が痛むという事はありませんか。
外側が痛む場合と外側が痛む場合は原因が違うことがあります。
また、くるぶしが腫れてぷよぷよしているのに痛みを感じない場合もあります。
実際の患者さんでも心配になって「足のくるぶしのぷよぷよは何ですか?病気ですか?」という人がいますが、
大半の人は心配ないことが多いです。
実例も出しながらどのように治っていったか?などくるぶしに関することをまとめたので、
この記事を読んであなたの症状はどの原因か確かめてみてくださいね!
ここではどのような時に痛みを感じたり、腫れることがあるのかを紹介します。
②-1くるぶしの下が痛い 外側と内側が痛む原因は何?
②-1-1くるぶしの下、外側が痛い場合は?
外側が痛む場合で最も多いのは捻挫です。捻挫はひねった側の反対側が痛くなります。足首を内側にひねった場合、外側の靭帯が伸びて損傷されます。このことを内反捻挫といいます。自分では気づかないうちにひねっていることもありますので、注意が必要です。
また、新しい靴や合わない靴を履いた時、靴擦れをおこして痛みを感じる場合があります。
靴の縁がちょうどくるぶしの外側の下に当たっている時おこります。
②-1-2くるぶしの下、内側が痛い場合は?
外側が痛むのと同じように、捻挫をおこして痛みを感じることがあります。内側が痛む場合は先ほどとは反対ですので、外側をひねった時です。これを外反捻挫といいます。
また、外側と同じように靴で圧迫されて痛くなることがあります。骨と腱の盛り上がった部分が圧迫され続けて炎症をおこしているというわけです。
また、外脛骨障害をおこしていると、この部分に痛みがおきます。外脛骨とは内くるぶしの下にある骨の事です。この部分が人より大きい場合があり、内側に倒す動きを何度も繰り返していると痛みが出ます。
実例:この前、中学生の男が来院し、外脛骨障害と診断され押されると痛みがあり、足首を外側にひねったりしゃがんだり、内くるぶしのしたを押すと痛みがある状態でした。
対処法としては、後脛骨筋という足のすねの骨のちょうど真ん中を、内側に向かって押すと固い筋肉が触れるのでそこを親指の腹で少し強めにマッサージします。あとは偏平足であったので、靴の中敷き(インソール)をすすめました。
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他にも、マラソン、ランニング、O脚、ヒールの高い靴を履いている人は後脛骨筋膜炎をおこしやすく、痛みを感じる場合があります。後脛骨筋膜とはふくらはぎから足首の内側を通って、足の裏にまでつながっている腱の事です。つま先立ちをしたり、足の裏で地面をける時に使う腱です。
ここに繰り返し負担がかかると炎症をおこし痛みを感じます。後脛骨筋膜炎をおこしていると、走っている時や歩いている時に痛みを感じます。対処法としては、先ほどの外脛骨障害と同じくすねの真ン中の骨を内側に向かってマッサージします。
この他、痛風という病気でも痛みを感じることがあります。
②-2くるぶしがぷよぷよ腫れているのに痛みが無い!
②-2-1くるぶしが腫れているのに痛みが無い場合の原因は?
くるぶしの外側が腫れていたけど、痛みが無いから気づかなかったという事はありませんか?このようなことがおこる原因がいくつかありますので紹介します。
まず第一に考えられるのはむくみです。足にむくみがある時はくるぶしが腫れたように見えることがあります。むくみがおこる原因としては睡眠不足、塩分の取りすぎ、肥満、長時間の立ち仕事などがあげられます。
また、滑液胞に炎症がおこっている場合も痛みが無いのに、ぷよぷよ腫れています。滑液胞とは骨と皮がこすれず滑らなに動くようにクッションの役割をしています。くるぶしに何らかの圧力がかかり、炎症をおこすことです。そうすると滑液が漏れて膨らむのです。
くるぶしに圧力がかかる原因として、O脚やX脚などがあります。また、長時間あぐらをかいている人は片方のくるぶしが圧迫されていますので、炎症がおこる場合があります。
他にもくるぶしにガングリオンができている場合が考えられます。ガングリオンとは腫瘍の一つですがほとんどが良性です。しこりができて腫れているように見えますが、柔らかい場合と硬い場合があります。押して痛くなければそのままにしておいて支障はありません。
実例:50代女性で仕事でパンプスをよく履く。急に気づいたらパンプスがあたっているところ足の外くるぶし前に脂肪の塊のようにぷよぷよした塊が、、 押しても痛くなく2か月ほどたったら、少しづつ小さくなったわけでなく、急にすっかりなくなっていた!
正座をよくする人も足首のくるぶしの外側にガングリオンみたいな腫れができ、胼胝(タコ)のように少し硬くなるひとも多いです。
③まとめ
くるぶしの痛みや原因は日常生活と深い関係がありますね。
痛みが続く場合は受診することを進めしますが、生活習慣を見直してみることも大切です。
ぜひ参考にしてみてください。
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