指の腱鞘炎 湿布を張る場所でどこが効果的?温冷どちらが良い?腱鞘炎に効くツボは?腱鞘炎の手術については?の疑問に理学療法士と看護師がお答えします↓↓
➀PCやスマートフォンを使用することが多い現代。指や指の付け根が腱鞘炎でお困りの方はいませんか。
腱鞘炎では安静にしておくことが一番大切ですが、なかなか難しいものです。
ここでは指の腱鞘炎のための、湿布、ツボ、手術についてまとめましたので、ご紹介します。
②-1指の腱鞘炎 湿布を貼る場合ここに貼れば効果的です!
②-1-1指の腱鞘炎 湿布はどこにどのようなものを使用すればよい?
腱鞘炎で痛みがある場合湿布を貼ると良いでしょう。ところで、どこにどんな湿布を貼ればよいのでしょうか?痛みを感じるところに貼ればよいのでしょうか?
腱鞘炎をおこしやすいのは「靭帯性腱鞘」といわれるところです。丁度指の第二関節あたりにあります。ですから、このあたりに湿布を貼ると効果的です。
湿布には冷湿布と温湿布の二種類があります。冷湿布はスッとするメンソールの成分が含まれており、温湿布にはカプサイシンという唐辛子に含まれる成分が含まれています。そのためひんやりしたりポカポカしたりと感じるのです。
炎症部分に熱があり、他の指より熱い場合は冷湿布を貼り、痛みがあるのに熱が無い場合は温湿布を貼るとよいでしょう。
市販の湿布でも十分効果がありますが、「腱鞘炎に効果がある」と表示されていれば問題ありません。さらに「インドメタシン」という成分が含まれているとより効果がありますが、胃腸の弱い人には副作用が出ることがありますので、その点は注意が必要です。
指に湿布を貼るのは難しいと感じる方もいるかもしれません。そんな時はクリームやジェルタイプの薬を使用するのもお勧めです。
②-2指の腱鞘炎 効果のあるツボ
②-2-1指の腱鞘炎に効果のあるツボは?
全身には様々なツボがありますが、初期の腱鞘炎に効果のあるツボもあります。痛みが気になり始めたら試にツボを押してみてはどうでしょう?腱鞘炎に効果のあるツボをいくつか紹介します。
大陵(だいりょう):手首の関節(手のひら側)の真ん中にあるツボです。反対の親指で2~3秒押してから離すということを繰り返しましょう。
陽谿(ようけい):手の甲を上にして指を広げた時、親指の下のへこんだ部分にあるツボです。1~2分ほど反対の親指で気持ち良いと感じる程度押しましょう。
魚際(ぎょさい):親指の付け根の関節の下、筋肉が盛り上がっている部分にあるツボです。
合谷:親指と人差し指の付け根が合わさった部分にあるツボ。万能のツボで、腱鞘炎以外にも様々な症状に効くツボです。
この他にも指の爪の付け根にもツボがありますので、反対の指でつまむように刺激をすると効果的です。
あくまでも初期の腱鞘炎についてです。痛みがひどい場合は無理に行わず、受診するようにしてください。
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②-3指の腱鞘炎 手術について 費用-入院期間
②-3-1指の腱鞘炎の手術費用や後遺症は?
腱鞘炎ではまずは安静にすることが第一です。痛みや炎症を抑えるために湿布、内服やステロイド注射などをおこなったり、安静のために固定したりすることがあります。しかし、何度も腱鞘炎を繰り返したり、慢性化している場合は手術を行う場合があります。手術には切開手術と内視鏡手術の二つがあります。
腱鞘切開とは局所麻酔を行い皮膚を切開する方法です。腱鞘を切除し腱を開放するだけですので手術は短時間で終わります。手術は日帰りも可能です。
内視鏡手術は切開する部分が小さいのが特徴です。局所麻酔を行い3mm程度切開した後、内視鏡を挿入します。発症部分を内視鏡で探し、管で通したメスで腱鞘を切開します。切開する部分が少ないので縫合する必要もなく、10~20分の短時間で終わります。日帰りでおこなえます。なお重度の腱鞘炎の場合、この方法は行えません。
どちらの場合も術後の後遺症がありリハビリが必要です。握力の低下やしびれ・痛みを感じることがあります。そのため、理学療法士や作業療法士によるリハビリで握力の回復をおこなったり神経の回復を待つ必要があります。
治療費は医療保険の適用がありますので、3割負担で7,000~15,000円程度です。これには再診料・薬剤料・管理費も含まれています。費用に幅があるのは使用する薬剤の種類が違う場合があるからです。事前に病院に問い合わせておくと安心ですね。
≫手首腱鞘炎【小指-親指側のチェック方法と即効対策法!湿布は温冷どっち?
③まとめ
今回は指の腱鞘炎について効果のある湿布やツボ、手術についてご紹介しました。毎日のようにスマートフォンやPCを使用する私としても他人ごとではないと感じました。
指に炎症がおこると本当に困ります。できるだけ予防し、いざという時には早めに対処したいものです。
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