ヘバーデン結節 テーピング巻き方
ヘバーデン結節は、一般的に40歳代以降の女性に多く発症するといわれています。腫れや痛みをそのままにしておくと骨が変形してしまい、残念ながら手術で矯正するしか方法はないといわれています。来院する患者さんで指先の関節の変形のし始めや途中は
すごく痛いとくるかたが多いです。ひどくならないように自分自身で進行を防ぐ方法があるといいですよね。
そこでこの記事では、
・ヘバーデン結節は指の負担を取ることが大事!
・テーピングの巻き方
・アイシングや温浴について
この3点をご紹介したいと思います。
【ヘバーデン結節は指の負担を取ることが大事!】
ヘバーデン結節の進行を防ぐには、家事や仕事などで手指に負担をかけないことが大事です。遺伝性は証明されていませんが、家族にヘバーデン結節を患っている人は体質が似ている可能性があるので特に注意してください。
指の関節には骨と骨の間に軟骨があり、クッションの役割を果たしています。ヘバーデン結節になると、この軟骨がすり減って関節が不安定になり関節に負担がかかってしまいます。そして、炎症が起こってしまい腫れや痛みがでてきます。
普段から指先に過度な負担がかかることを避けてください。例えば、お仕事で一日中パソコンをしている人や調理士で毎日大量の料理をしている人、趣味でお裁縫をされている人は、指先に負担がかかりやすいです。
指を動かせば動かすほど症状が悪化するので安静にすることが一番ですが、指を全く使わないということはなかなか難しいですよね。
指に負担がかかる作業をするときには、炎症が起こっている指の関節の動きをある程度制限することができるテーピングがおすすめです。テーピングで保護と痛みの緩和をすることができます。
【へバーデン結節のテーピングの巻き方】
関節を固定するテーピングは、薬局やドラッグストアなどで「手指関節用テーピング」「指サポーター」などの名称で売られており、手軽に手に入ることができますよ。
テーピングと聞くと難しい印象を受ける人もいるかもしれませんが、難しい作業はなく簡単にできます。
<手指関節用テーピング>
絆創膏のように指に巻くだけで簡単に使用することができ、かつ関節の保護に効果的です。装着する指の第二関節を90度に曲げ、固定力パットがついている面を関節にあて、テープの端を第二関節の付け根付近に合わせて貼り付けます。
<指サポーター>
指全体を保護します。通気性があり、指を曲げやすいので、保護しつつ指の動作スムーズにできます。
<指用のテーピングテープでテーピングする場合>
テーピングは20㎜前後の幅の細いテープを使用してください。
①テーピングをする部分はよく洗って、しっかり水気をとっておいてください。
②指の第一関節にテーピングをグルグルと巻きます。
③強く巻きすぎると血流が悪くなり逆効果です。爪の色が紫になっていないか、圧迫しすぎていないか確認し、強い場合は巻きなおしてください。
テープの種類はいろいろとあります。皮膚が弱い人は、パッチテストをして使用してください。二日とか付けっぱなしだとかぶれてしまうことがあるので、ご注意を! お風呂に入って濡れた状態だとあまり痛くなくテーピングをはがせますよ!
ご自身のライフスタイルにあったテープを使用することで効果的に関節を保護できます。
▼へバーデン結節になってしまうのは女性ホルモンが関係してると言われてます。当院でも患者さんにおすすめしてるサプリがあり効果がでて痛みが緩和したという人もいました!詳しくは下の記事をどうぞ↓↓
ヘバーデン結節 エクオール治った方の体験談とサプリの効果!痛みが軽減!漢方も
【へバーデン結節に対してアイシングや温浴について】
痛みが強く赤く腫れているときはアイシングをしてください。
アイシングの時間は20分です。氷や小さいアイスパックを当てたり、氷水を入れたコップに指を浸してもいいです。
こわばりがあるときは、洗面器にお湯をはって手を温浴するとこわばりが和らぎます。指の症状に合わせて行ってください。
指にこわばりや違和感があっても、しばらくすると治まったり、年だからと我慢する人も多いです。指の腫れや痛みに気付いたら早めに整形外科を受診してください。手の専門医がいる病院だとよりベストです。
ひどくならないように指の保護を行い、悪化をくいとめるように努めましょう。
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