顎関節症の簡単治し方30秒方法について【自分でマッサージ、簡単ストレッチ
を患者さんの痛みが減った、音が鳴らなくなったという方法を現役リハビリ職15年以上のブログ主が動画YouTubeも交えてお伝えします!
顎関節症は、虫歯・歯周病と並ぶ「第三の歯科疾患」といわれており、日本人の2人に1人が一度は経験すると言われるほど身近な病気です。
あごの関節と周りの筋肉の問題により起こります。口の開け閉めをするときに顎に痛みが出たり、開きにくかったり、顎の関節からゴリゴリやカクンと音がするなどの症状がでます。
頬杖や猫背などの悪い姿勢、噛み合わせの悪さ、片方の顎ばかりで噛む偏咀嚼の癖、大口を開けたり、硬いものを噛むなどの顎に負担がかかる日常生活での動作や、歯を食いしばったり、歯ぎしりをするなどの精神的なストレスの積み重ねが原因でなる人が多いです。
特に、私たちは日頃パソコンや携帯電話を使うときに前傾姿勢になりがちで、顎関節や筋肉に負担がかかりやすい状況です。
せっかくおいしい食事をしていても顎の痛みや食べにくさがあると、食事も台無しですね。
そこでこの記事では、
・顎関節症 セルフマッサージの方法
・顎関節症 簡単ストレッチの方法
この2点を実際に患者さんの顎関節症、動かすとガクッとなるの異音が良くなった方法と合わせてご紹介したいと思います。
【顎関節症 セルフマッサージの方法】
顎の周りの筋肉をマッサージすることが顎関節症に効果的といわれています。
①咬筋(外側翼突筋)のマッサージ
咬筋はあごのえらの角のすぐ脇、かみしめたときに盛り上がるところにあります。そこに指を当て、少し痛みが出る程度の強さで押して、小さい円を描くようにマッサージします。
朝晩、5分~10分ずつマッサージします。この方法で顎の痛みや音がなるのが減った患者さんが多くいました!
こちらのYouTube動画で説明してくれています⇓
②側頭筋のマッサージ
側頭筋は、こめかみの歯をかみしめると動く部分にあります。指を当て、円を描くようにマッサージします。朝晩、5分~10分ずつマッサージします。
クリームやオイルを使ってマッサージすると、マッサージしやすく、肌の負担が少ないのでおすすめです。朝の洗面時とお風呂上りなどやりやすいタイミングを見つけてやってくださいね。
【顎関節症 簡単ストレッチ方法】
口を大きく開けるストレッチです。あごが引っかかって開かないときや関節の動きを良くするために行います。また、顎の周りの筋肉に痛みがある場合は、ストレッチ効果が期待できます。
①口のストレッチ
口を上下に大きく開けます。上を向くようにすると、口が大きく開きやすいです。手で口の両側をすぼめながら、上下に口を大きく開けるとより効果があります。
朝・晩、5回~10回ずつ行います。ただし、強い痛みを感じない程度に注意して行ってください。
②開口訓練
親指を上あごの前歯に当て、人差指を下あごの前歯の縁に当てます。そして少しずつ指の力で圧力を加えながら、上下の歯を押し上げるように口を開きます。これを1日数回、1回につき10回程度、無理のない範囲で行ってください。
③あっぷっぷ体操
歯を食いしばる癖などで緊張した唇やほおの緊張をとる体操です。上下の歯と歯の間を少し開け、頬に空気を入れて膨らませます。
さらに上下左右に膨らまして、5秒ずつ行い、ゆっくり息をはきます。口をゆすぐようなイメージでリラックスした状態で行ってください。
また、顎の周りの筋肉だけではなく、歯ぎしりや食いしばりによって顎関節に力が加わると、首の筋肉もこり固まってしまいます。首、肩回りの軽いストレッチをすることも効果的です。
マッサージやストレッチをすることで筋肉の血流を良くし、あごの緊張を取ることで、痛みや開きにくさが軽減できると思います。治療はもちろん、予防の効果も期待できます
入浴中やお風呂上りなど、筋肉が温まっているときに行うとより効果的です。
顎関節症が重症になると治療が必要になります。痛みがあり、口がスムーズにあけにくくなった場合は口腔外科での受診をお勧めしますが、自分で簡単にセルフケアはできるので、顎関節症が悪化しないようにしたり、予防してくださいね。
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